“人間と性”静岡教育研究会(性教協 静岡サークル)会則
第一章 総則
第1条(性格)
本会則は、一般社団法人”人間と性”教育研究協議会(略称:「性教協」)に属する地方サークルの一つに位置づけられる。
第2条(名称)
本会は、人間と性”静岡教育研究会(略称:性教協 静岡サークル)と称する。
第3条(事務局)
本会の事務局は、運営委員の中の事務局長とする。
第4条(目的)
本会は、性教育の実践に関する諸問題を研究することを目的とする。
第二章 事業
第5条(事業)
本会は、前条の目的を達成するために、次の事業を行う。
1 年間4~6回の定例会の開催
2 年間5~6回の会報「いのち」の発行
3 会員による講演活動
4 ホームページにおける良質な性情報の提供と活動内容の発信。 性教協静岡サークルのホームページ (http://sei-shizuoka.jimdofree.com)
5 その他必要と認める事項
第三章 会員
第6条(会員)
会則を認め、会費を納入することによって会員になることができる。
第四章 組織および運営
第7条(役員)
本会の事業を行うために、次の役員をおき、本部全国幹事会に1名出席する。
1 代表・・・・1名
2 事務局長・・1名
3 全国幹事・・1名
4 運営委員・・若干名
第8条(部局)
1 事務局・・庶務、渉外、連絡等
2 研究局・・定例会の企画、運営等
3 広報局・・会報の発行、書籍の紹介等
4 会 計・・各種会計処理
第9条(運営)
本会は運営委員により、定例会の内容について企画し開催する。会報の内容について検討し発行する。また、他に諸問題が発生した場合は、随時運営委員会を開催して審議を行い、対処にあたる。
第五章 会計
第10条(経費)
本会の経費は、年会費、定例会参加費、事業収入、寄付金その他をもってあてる。
年会費1,200円とする(5月~翌年4月までの1年間)。
定例会は参加者より参加費を徴収する。年会費及び定例会参加費は、運営委員により決定する。
全国会員と合わせて入会する場合は本会の会費を割引する。
第11条(監査)
本会の収支決算は、5月に報告し承認を受けるものとする。
第12条(会計年度)
本会の会計年度は、5月1日より翌年の4月30日までとする。
第13条(設立年月日)
本会の設立年月日は、1986年10月20日とする。
附則 この会則は1986年12月20日より施行する。
改正 2024年9月21日
“人間と性”教育研究協議会の設立趣意書
性は人間にとって、その生き方や人格を左右するほどに重要な課題である。しかしながら今日、性をめぐる社会や文化の状況は危機的・退廃的ともいわれ、そうした中で性教育の必要性が叫ばれてきた。
しかも、この性教育への期待の中には、道徳主義的・純潔至上主義的な傾向も根強く、歴史を逆行させる恐れすらみられる。私たちは現在性の状況が、とりわけ子どもを混乱させていることを憂慮するものではあるが、それが人間の歴史の中で解放の側面を持っていることも見逃してはなるまい。
私たちが考える性教育の基本方向は、日本の歴史が歴史的に作り上げてきた性への偏見を払拭し、ヒューマンセクシュアリティとして豊かな性を人間の一生の中に積極的に位置づけ、さらに実りある人間関係を築いてゆく力を培うことにある。それは、憲法と教育基本法にある男女の対等性を基礎に、科学と人間の尊重の思想をこの分野の教育に貫くことでもある。そのために私たちは歴史的遺産を受け継ぎ、関係する諸分野の学問的成果を学び取りながらお互いの研究と実践をすすめ、日本の社会に人間性豊かな性文化を創造していくためにこの会を設立する。 1982年4月